賃貸マンションでWi-Fiを利用する際、快適なインターネット環境が欠かせません。
しかし、Wi-Fiの種類や接続方法によって、快適さが異なってくることもあります。

そこで今回は賃貸マンションで快適なWi-Fiの種類とフェニックス管理でも多くの物件で取り入れている、埋め込み型Wi-Fiの接続方法についてご紹介します。

Wi-Fi付き物件のメリットとデメリット

Wi-Fiが付いた賃貸マンションは、快適なインターネット環境を提供してくれる一方で、いくつかのメリットとデメリットが存在します。まずはそのメリットについて見ていきましょう。

Wi-Fi付き物件のメリットは、以下のような点が挙げられます。
まず第一に、Wi-Fiルーターの設置やインターネットの手続きにかかる手間や費用が不要です。

通常の賃貸物件では、入居後に別途Wi-Fiルーターを購入し、設定を行わなければなりませんが、Wi-Fi付き物件ではすでにインターネット環境が整っていますので、すぐに利用を開始することができます

またWi-Fi付き物件では共有のWi-Fi環境が提供されますので、通信速度が安定しているという利点もあります。多くの入居者が共有するため、一般的には通信速度が一定程度保証されている場合が多いです。

しかしWi-Fi付き物件にはいくつかのデメリットも存在します。
例えば、共有環境の制約があります。

Wi-Fi付き物件では複数の入居者が同じWi-Fi環境を共有するため、使用者が多い場合や混雑時には通信速度が低下する可能性があります。特に動画視聴やオンラインゲームなど、高速な通信が求められる場合には注意が必要なため入居前にしっかりと確認することが大切です。

共有部設置型Wi-Fiのメリットとデメリット

メリット

無線LAN設定の手間が省ける

入居者はWi-Fiルーターの購入や設定の手間を省くことができます。
入居時にすぐにWi-Fiを利用することができるため、快適なインターネット環境が手軽に利用できます。

デメリット

セキュリティリスク

共有部設置型Wi-Fiでは、入居者同士が同じネットワークを共有するため、セキュリティ上のリスクが存在します。
個人情報の保護や不正アクセスのリスクに対して注意が必要です。

専有部設置型Wi-Fiのメリットとデメリット

メリット

共有帯域幅への影響が少ない

共有部設置型Wi-Fiでは、他の入居者と帯域幅を共有する必要があります。
しかし専有部設置型Wi-Fiでは自分の部屋専用のルーターを使用するため、他の入居者の利用状況による速度低下の影響を受けにくいというメリットがあります。

デメリット

故障時の対応

専有部設置型Wi-Fiの場合、ルーターの故障やネットワークのトラブルが発生した際、入居者自身が対応する必要があります

インターネットサービスプロバイダーや機器メーカーとの連絡や修理手配を行う必要があります。時間や手間がかかる場合もありますので、トラブル時の対応策を事前に把握しておくことが重要です。

専有部埋め込み型Wi-Fiのメリットとデメリット、接続方法

メリット

安定した接続品質

専有部埋め込み型Wi-Fiは、各部屋に専用のアクセスポイントが設置されるため、近隣の利用者数や干渉の影響を受けず、安定した接続品質を享受できます。
速度低下や接続の不安定さを気にすることなく、快適にインターネットを利用できるでしょう。

セキュリティの向上

専有部埋め込み型Wi-Fiでは、各部屋に独自のネットワークが設定されるため、他の入居者とのネットワーク共有を避けることができます。個別のネットワークにより、セキュリティレベルを高めることができプライバシーを保護することができます。

デメリット

設置場所の制約

専有部埋め込み型Wi-Fiでは、各部屋にアクセスポイントを設置する必要があります。
しかし設置場所に制約がある場合(例:壁の位置や構造)、全ての部屋にアクセスポイントを設置できない可能性があります。
そのため、一部の部屋や特定のエリアでの接続品質に差が生じることがあります

埋め込み型Wi-Fiの接続方法

ルーターの設置場所

ルーターは専有部の適切な場所に設置されています。
通常、リビングルームや廊下の壁に設置されることが多いです。

デバイスの接続

入居者は自身のデバイス(スマートフォン、パソコン、タブレットなど)のWi-Fi設定画面から専有部のWi-Fiネットワークを選択し、パスワードを入力して接続します。

接続の確認

デバイスが正常に専有部のWi-Fiネットワークに接続されたら、ウェブブラウザを開いてインターネットにアクセスして接続の確認を行います。インターネットを利用できれば接続成功です。

まとめ

賃貸マンションで快適なWi-Fiを利用するためには、自分に合った種類のWi-Fiを選ぶことが重要です。
共有部設置型Wi-Fiは手軽に利用できますが、速度や安定性に問題がある場合もあります。一方、専有部設置型Wi-Fiは速度や安定性が良いですが、設置費用や契約費用がかかる場合があります。

最近では専有部埋め込み型Wi-Fiが注目されており、設置費用がかからず、速度や安定性も良いため人気があります。接続方法も簡単で設定が必要ないため初心者でも利用しやすいのが特徴です。

フェニックス管理の物件は、Wi-Fi導入物件の80~90%が埋め込み型Wi-Fiとなっています。
ぜひご活用ください。