賃貸住宅にお住まいの方々に向けて、以前は「賃貸マンションで快適なWi-Fiの種類と埋め込み型Wi-Fiの接続方法」をご紹介しましたが、今回は無料Wi-Fiの速度改善方法についてお伝えします。
特に弊社の管理物件でも導入率の高い、マンションのコンセント埋め込み型ルーターを使用している場合におすすめの設定テクニックについて詳しくご紹介します。
インターネット速度の低下の原因
無料Wi-Fi付の物件に入居中のみなさまは無料でインターネットを楽しんでいただいていることでしょう。しかし、ときどきインターネットが低速になるお悩みの方もいらっしゃるのかもしれません。
そこで今回は賃貸マンションにお住まいの皆さんに向けて、無料Wi-Fiが低速になる主な原因について詳しく説明します。
ネットワーク混雑
多くの入居者が同時に無料Wi-Fiを利用すると、ネットワークが混雑し速度が低下することがあります。
例えば、夜のピーク時間や週末には多くの住人が同時にストリーミングやオンラインゲームを楽しむため、ネットワークが負荷に耐え切れずに速度が遅くなることがあります。
信号の障害と設置位置
無料Wi-Fiのルーターがある場所や周囲の物理的な障害が、Wi-Fi信号の強度に影響を及ぼすことがあります。ルーターが部屋の片隅に隠れている場合、信号の届きにくい場所が生じ速度が低下します。
例えば厚い壁や金属の構造物、大型家具、または他の電子機器がWi-Fi信号を遮断することがあります。Wi-Fiの電波と家電から発生する電波がお互いに影響して信号が妨げられると速度が低下します。
干渉を起こす可能性のある家電は、電子レンジ、固定電話の子機、Bluetoothを使う家電です。これらはWi-Fiルータと同じ2.4Ghzが使用されるため干渉の原因となることがあります。
干渉していそうな家具や家電の配置換えをしてみるのもおすすめです。
インターネット速度の改善テクニック
無線Wi-Fiの中継器を導入
賃貸マンションが広い場合や、信号の届きにくい場所がある場合はWi-Fiの中継器の導入を検討してみましょう。特にコンセント埋め込み型ルーターは壁際に埋め込まれて移動ができないため、まずは家具家電のレイアウト変更や、中継器を導入して電波を届けやすくする環境を作るのがおすすめです。
中継器とはWi-Fiの電波を遠くまで届ける機器です。
中継器を設置して電波のカバー範囲を拡大することでインターネットの速度低下を防ぎます。これにより信号の重複や干渉を防ぎます。
中継器の置き場も工夫の余地があります。
床から1~2mの高さに設置することで障害物の影響を減らすことができます。さらにWi-Fiの電波はルーターを中心に球体状に送信されるため、部屋の中央に置くのが最も効果的です。
以前に使用していたWi-Fiルーターがある場合は中継器として使うことも可能です。ただし親機のルーター規格よりも古い規格だと、速度が遅くなる場合があるので注意です。お手持ちの使っていないルーターがあれば試してみるのもいいでしょう。
デバイスの最適化
複数のデバイスで同時にインターネットへ接続する場合は、同時接続により速度低下が発生することがあります。
解消方法としては同時接続するデバイス数を制限し、優先度の高いデバイスのみWi-Fiにつなぐことで速度を最適化します。その他に不要なバックグラウンドアプリケーションやアップデートの自動ダウンロードを無効にすることも、よきせぬ同時接続による速度低下を防ぐことができます。
デバイス数を制限する以外には、スマートフォンは5GHz、パソコンは2.4GHzなど回線を分けることも有効です。
これらのテクニックを実践することで賃貸マンションでの無料Wi-Fiの速度を改善し、ストリーミング、オンラインゲームなどのインターネット生活をストレスなく楽しむことができるでしょう。
無料Wi-Fiを最適化し、快適なインターネットライフを楽しみましょう♪
まとめ
賃貸マンションでの無料Wi-Fiの利用を最適化するためには、インターネット速度の低下の原因を理解し、それに対処するための改善テクニックを実践することで、快適なオンライン体験を実現することができます。
無料Wi-Fiを最大限に活用し、ストレスなくインターネットを利用するために、ぜひこれらのテクニックを試してみてください。