インターネット無料とWi-Fi無料の違い
賃貸物件の募集サイトにおいては「インターネット接続可」「インターネット完備」「インターネット対応」などのさまざまな文言が使われることがありますが、賃貸の物件募集では統一された表記ルールはありません。具体的な条件や提供されるサービスについては物件の詳細を確認することが重要です。
フェニックス管理では下記のように定めてご案内しています。
インターネット無料
物件においてインターネット接続そのものが無料で提供されることを意味します。
入居者はインターネットを使用するために追加の費用を支払う必要がありません。ただしモデムは入居者様自身で購入していただく必要があります。
Wi-Fi無料
物件内でWi-Fi接続が無料で利用できることを指します。
物件内の一部のエリアで無線LAN(Wi-Fi)が提供されており、そのWi-Fiネットワークに無料で接続できます。室内のコンセント部分から設定パスワードが確認できます。
契約別のインターネット設定方法
インターネット無料の場合
モデムを自分で購入する必要があります。モデムは、電話回線のアナログ信号をデジタル信号に変換する装置です。これに無線LANルーター(Wi-Fiルーター)を接続すると複数の端末を同時にインターネットに接続できます。
光回線の場合はモデムに似たONU(Optical Netowork Unit)と呼ばれるものがあります。
ONUは光回線とデジタル信号を変換する装置で、ここにルーターが内臓されていると一体型として使用が可能です。ルーター機能がついてない場合はモデム同様に別途ルーターを用意します。
有線LANでの利用は、LANケーブルを接続すれば利用できます。
Wi-Fi無料の場合
室内にあるコンセントにWi-Fiのパスワードが記載されているので、そちらから SSID(Service Set Identifier)と呼ばれるアクセスポイントを識別するIDとパスワードを確認します。
これをお使いの端末に設定すればインターネットに接続が可能です。
ルーターを選ぶ際のポイント
同時接続数
ルーターがサポートする同時接続数は重要です。
複数のデバイスを同時にネットワークに接続する場合、同時接続数が多いルーターを選択することが必要です。
通信規格
ルーターの通信規格は、使用するデバイスとの相性や通信速度に影響します。
最新のWi-Fi規格(例:802.11ac、802.11ax)がサポートされているか確認しましょう。
周波数
ルーターが2.4GHzと5GHzの周波数帯をサポートしているか確認します。
2.4GHzは広範囲に信号を送信できますが、5GHzは高速通信が可能です。両方の周波数帯をサポートするルーターが利用環境に適しています。
通信速度
ルーターの最大通信速度を確認しましょう。インターネットプランの速度やデバイスの要求に応じて、最適な通信速度のルーターを選択します。
セキュリティの面
WPA3などの最新の暗号化規格をサポートしているかどうか、ファイアウォールやゲストネットワーク機能が備わっているかを確認します。セキュリティ対策が整ったルーターを選ぶことが重要です。
これらのポイントを考慮して、自分のニーズに合った性能と機能を持つルーターを選択することが重要です。
まとめ
契約別のインターネット接続方法では、各契約によってに異なる接続手法や設定方法があることをご紹介しました。これらの違いを理解し、快適なインターネットをお楽しみください。
埋め込み型Wi-Fiの速度にお困りの方は合わせて「無料Wi-Fiを最適化!賃貸マンションのコンセント埋め込み型ルーターの速度改善テクニック」もご覧ください。