マンション・アパート住まいで頭を悩ませるのが「湿気とカビ」ですよね。
湿気が酷い場所だと、結露はできるわ、カビは生えるわ、特に6、7月の梅雨の時期になると、毎日ジメジメして気分悪いわで
「今すぐこの湿気とカビをどうにかしてくれー(゜Д゜)ノ」
って思っちゃいますよね。
でもこればっかりは、欠陥住宅でもなく大家さんや管理会社に責任はないし文句を言っていく相手っていないですからね!
「除湿器を買うしかないのかな」と思いつつも、できたらお金をかけずに湿気対策をしたいもの。
同じマンションの同じ部屋でもお住まいする方のライフスタイル、生活環境に よって湿気・カビが酷い場合と全然そうで無い場合があります。
そこで「マンションやアパートで簡単にできる湿気・カビ対策」を紹介しますよ。これであなたもお金をかけずに、じめじめした空気から解放されるかも!?
マンションやアパートに湿気が溜りやすい原因は?
なぜマンションやアパートに湿気が溜りやすいかというと、マンションやアパートは一戸建てと比べて、窓が少なく空気の通り道がないのが原因です。
例えば戸建てでしたら、東西南北窓が付いています。
台所や浴室、トイレ等にも窓があり、全ての窓を開けるとすぐに空気は循環します。
それに比べてマンションやアパートの窓は南北に数か所のみ。
水回りのキッチン、お風呂場、トイレには換気扇があるだけです。
マンションは換気がしにくく、特にキッチンや押し入れ、 クローゼットといった収納スペースに湿気が溜りやすい構造になっているのが わかります。
特に1階は防犯などで窓や扉を閉めたままにすることが多く、ますます湿気が溜りやすくなっています。
さらに鉄筋コンクリートでできているマンションやアパートの場合、コンクリートの中の水分が10年間かけて放出され、特に最初の3年は放出される量が多くなっています。
その為、新築のマンションほど湿気が溜りやすくなっているのです。
マンションの湿気・カビ対策はとにかく換気!
マンションは一戸建てと比べて、窓が少なく「空気の通り道がない」ので湿気や結露ができやすい環境になっているのはわかりました。
では、これらの湿気を取り除くための一番の対策はなんでしょうか?
それは適切な換気をこまめにすることです。
とはいっても、「適切な換気」ってどんなものか分かりづらいですよね。
今から 「マンションで換気をする時の5つのポイント」を順に説明していきますね。
マンションの換気 6つのポイント
1日に数回は窓を開け、空気を入れ替える
「換気の基本」と言えば「窓を開けて空気を入れ替える」ことですよね。
この時注意ポイントですが、必ず2箇所以上の窓を開けるということです。
窓を1カ所しか開けていなかったら「空気の通り道」が出来ませんので湿気対策にはなりません。
必ず窓は2か所以上開けるようにしましょう。
あと窓を開けるときは、全開にするよりも「10センチ」ぐらい開けた方が効果的です。
空気が通りにくい場所には扇風機で送風してあげるのもいいですよ。
押入れやクローゼットを時々開け、換気する
マンションで特に湿気がたまりやすい場所は「押入れやクローゼット」ですよね。
開けたままにしていると見た目が悪いので、いつも閉めたままにしているクローゼット。
時折気がけて、天気が良い日は扉を開け、中の空気を入れ替えましょう。
定期的に空気を入れ替えるだけでも湿気・カビ対策には効果的ですよ。その他、湿気取りやすのこを使うって湿気・カビを防止するのも良いですね。
水蒸気が出る場所は「換気扇」を回そう
「キッチンでお湯を沸かす時」や「お風呂にお湯をためている時」は水蒸気がたくさん発生します。
この水蒸気、何も対策していないと、確実に湿気が溜まり結露や黒カビの原因になります。
水蒸気が発生するときは必ず換気扇をまわしましょう。
特に浴室ですが、あなたは入浴後も「湯船にお湯をためたまま」にしていませんか?
これ要注意です。
翌日の洗濯用にお湯をためたままにするなら、夜間は浴室のドアを締めたままにして、換気扇をまわしましょう。できたら昼間も換気扇をつけたままにするのがオススメです。
新しいマンションでしたら、24時間換気がついていますので電気代を節約したりせず、梅雨の時期だけでも換気扇はつけたままにした方が良いですよ。
雨の日は窓を開けずに「エアコンの除湿機能」を使う
雨の日に窓を開けて換気するのは、かえって「外の湿気」が室内に入ってきてしまうので逆効果です。
雨の日は窓を開けずに、エアコンやクーラーの除湿機能やドライ機能を使用しましょう。
冬場に使う「ガスファンヒーター」や「石油ストーブ」も水蒸気が発生しますので、湿気が多いマンションやアパートでの使用は控えた方が良いですよ。
洗濯物は室内に干さない
共働きだとついつい洗濯物を部屋干しにしちゃいますけど、梅雨の時期の湿気対策には厳禁です。
どうしても外に洗濯物を干せない時は「お風呂場」がおすすめです!
意外に思われるかもですが、お風呂場には強力な換気扇が付いていますので、実は室内より乾燥しているんです。お風呂場も難しい場合は換気扇の近くや窓辺など、風通しが良く乾燥しやすい場所や浴室に換気扇を入れたままにして干しましょう。
室内干しする場合は除湿剤を活用すると良いでしょう。
除湿剤は湿気を吸収してくれるため、室内の湿度を下げる効果があります。また除湿剤には香りの付いたものもあるため、衣類や布団にも爽やかな香りをプラスすることができます。洗濯物を部屋に干すより乾きやすいですし、嫌な臭いも残りませんよ。
布団を干す場合はベランダや屋外で干すのが最もおすすめです。
ただし直射日光が当たりすぎると布団の繊維が劣化するため、日陰に置いて干すようにしましょう。また布団を干す際には風通しの良い場所に置き、定期的にひっくり返して乾かすことが重要です。
このように、衣類や布団を干す場所を工夫することで、快適な生活環境を保つことができます。
湿度計を使って管理する
暖かい季節になると室内の湿度が高くなりがちです。
湿度が高い状態が続くと、カビやダニなどのアレルゲンが繁殖しやすくなり、健康被害を引き起こす可能性があります。
そこで湿度計を使って常に湿度をチェックし、50%以下に保つように心掛けましょう。
湿度計は一般的にはデジタル式やアナログ式などがあり、比較的手軽に入手できます。
また多くの場合、温度計も併せて表示されるため、室温も同時に確認することができます。
湿度計を使って室内の湿度を管理することで、健康被害を防ぐだけでなく家具や家電製品の劣化も防ぐことができます。
是非、湿度計を取り入れて快適な室内環境を作りましょう。
マンションの湿気対策まとめ
いかがだったでしょうか?
マンションは湿気が溜まりやすいので、とにかく換気することが大切です。湿度計を使って感覚だけでなく数値でチェックするのもおすすめです。
適切な換気さえできれば、湿気・カビは大分改善されますよ!