夏に近づくにつれ、エアコンは欠かせない存在ですよね!
そこで突然の故障に慌てることがないように、エアコンの故障原因や故障防止のポイントについて知ることは大切です。今回はエアコンの故障原因ランキングと故障防止のポイントについてご紹介します。知らないと損する情報が満載ですので、ぜひ最後までお付き合いください!

エアコンの故障原因ランキング

エアコンは快適な生活には欠かせない家電製品ですが故障すると大変不便です。特に熱帯夜などが続くと、室内での熱中症にもなりかねません。熱中症については「暑い夏に備えよう!効果的な水分補給と室内の熱中症対策とは!?」も合わせてご覧ください。

今回はエアコンの故障原因ランキングと具体例についてご紹介します。

第1位:経年劣化と電子部品の問題

エアコンの平均寿命は約10年です。10年を超えると電子部品の劣化が進み、不具合が発生しやすくなります。
具体的には基板上のコンデンサーが膨張し、回路がショートすることがあります。また半導体素子が経年劣化により動作不良を起こすこともあります。これらの問題が発生すると、エアコン全体の制御が効かなくなり、正常に動作しなくなります

第2位:室外機のトラブル

エアコンの室外機は外部に設置されるため、直射日光や雨風、物理的衝撃にさらされやすく、故障の原因となります。
具体例として、大雨によって室外機内部に水が浸入し、電子部品がショートすることがあります。
台風などの強風で飛ばされた小石が室外機のフィン(熱交換器の部分)に当たり、フィンが曲がって冷却効率が低下することもあります。洗濯物干し中や家庭菜園などで誤って室外機にぶつけてしまい、内部の配管が破損して冷媒ガスが漏れるケースもあります。

第3位:冷媒系統の破損

冷媒系統に問題が生じると、エアコンは冷房や暖房機能を失い正常に動作しなくなります。
具体例として、配管の接続部が経年劣化により腐食し、冷媒ガスが漏れることがあります。
これによりエアコンの冷暖房機能が低下し、効率が悪くなります。冷媒が不足すると、圧縮機が過熱して故障することがあります。埃の蓄積による冷媒系統の詰まりも、冷却効率の低下を招く原因となります。

第4位:水漏れによる故障

ドレンホースの詰まりや破損により、水漏れが発生することがあります。エアコンは冷房運転中に結露水を発生させますが、ドレンホースが詰まると、この水が排水されずに室内機から漏れ出すことがあります。
具体例として、ドレンホースにホコリやカビが詰まり、結露水がエアコン内部に逆流して電子部品に影響を与えることがあります。また、設置時にドレンホースの勾配が不適切であると、水が排出されずに溜まってしまい、水漏れの原因となります。

第5位:内部部品の破損

エアコンの内部部品が破損すると、正常に機能しなくなることがあります。
具体的にはファンモーターが故障すると風が出なくなり、冷却や暖房が行われなくなります。その他にマイコン基板が破損すると、エアコンの操作が全くできなくなることがあります。経年劣化や不適切な掃除方法、無理な使用が原因です。
例えば、掃除中に内部の配線を引っ掛けて断線させてしまうケースも報告されています。

エアコンが故障すると、生活に大きな支障が出ます。故障の原因を理解し、日頃からの適切なメンテナンスを行うことで、故障を未然に防ぐことが重要です。

エアコンの故障防止のポイント

エアコンの故障は、生活に大きな影響を与えます。故障を防ぐためには、日常的なメンテナンスと適切な使用が欠かせません。ここでは、エアコンの故障を未然に防ぐための具体的なポイントをご紹介します。

定期的なフィルター清掃

フィルターはエアコンの心臓部ともいえる重要なパーツです。
埃や汚れが溜まると、風の通りが悪くなり、冷暖房の効率が低下します。月に一度程度、フィルターを取り外して掃除することが推奨されます。掃除機で埃を吸い取り、水洗いできる場合はしっかり乾燥させてから再度取り付けましょう。

室外機のメンテナンス

室外機は外に設置されているため、汚れやゴミが溜まりやすいです。
特にフィン部分に埃やゴミが詰まると冷却効率が落ち、エアコン本体に負荷がかかります。季節の変わり目に、室外機周辺の掃除を行い、フィンの汚れを取り除きましょう
直射日光が当たらないように日除けを設置することは、電気の節電面においても効果的です。

適切な温度設定

エアコンの設定温度を適切に保つことは、エアコンの負担を減らすために重要です。
冷房時は26~28度、暖房時は20~22度が目安です。
過度に低いまたは高い温度設定は、エアコンに過剰な負担をかけ、故障の原因となります。エアコンの効率を保ちつつ、快適な室温を維持するために適切な温度設定を心掛けましょう。

定期的なプロの点検

エアコンの内部は専門知識がないと手入れが難しい部分も多いです。
年に一度は専門業者による点検を受けることをおすすめします。プロによる点検で、冷媒の漏れや電子部品の劣化など、目に見えない問題を早期に発見し、対処することができます。

長期不使用時の対策

エアコンを長期間使用しない場合は、適切な保管方法を取ることが重要です。
フィルターや内部の埃をしっかり掃除し、電源を完全に切ることが基本です。また室外機はカバーをかけるなどして、埃やゴミの侵入を防ぐ対策を講じましょう。

適度な使用頻度

エアコンを全く使用しないのも、使用し過ぎるのも良くありません
適度に使用し休ませる時間を作ることで機械の負担を減らし、長持ちさせることができます。

まとめ

エアコンの定期的なメンテナンスや正しい使用方法を守ることで、故障リスクを大幅に減らすことができます。知らないと損するエアコン故障の原因と故障防止ポイントを押さえて、快適な室内環境を維持しましょう!