この設備がないと入居が決まらない!?入居に重要な人気設備TOP5
大阪を中心に1万戸以上の不動産管理を行っている株式会社フェニックス管理です。
今回は賃貸不動産オーナー向け経営情報誌「家主と地主 Vol.154」を参考に重要な設備について、単身者向け・ファミリー向け物件の2タイプから重要な設備TOP5をご紹介します。
このランキングは、全国賃貸住宅新聞社「賃貸住宅における人気設備アンケート」が出典となっております。
単身者向けの人気設備
2018年から2022年まで堂々の1位は「室内洗濯機置き場」となっています。
さらに面白いことに、この5設備は2018年からすべてランクインしており若干順番が変わる程度で絶大な人気を誇っています。
2022年版
1位 室内洗濯機置き場
2位 テレビモニター付インターホン
3位 インターネット無料
4位 温水洗浄便座
5位 独立洗面台
この他にTOP5のランク外としては、コロナ化で脚光を浴びた「宅配ボックス」にも需要がありそうです。
ファミリー向けの人気設備
2022年版
1位 追いだき機能
2位 室内洗濯機置き場
3位 テレビモニター付インターホン
4位 独立洗面台
5位 温水洗浄便座
ファミリー向けでは、コロナ下において外部との接触を減らすための必須設備として2021年の1位だった「テレビモニター付インターホン」は3位まで落ちたそうです。
単身者向けのデータを見てもコロナ化で必要だった設備の重要性は薄れ、生活によりそった設備が人気になっているように見受けられます。
人気設備TOP5の活用法
このように単身者向け、ファミリー向けで比較してみてもほとんどの人気設備が重複していることがわかります。ではこのデータを何に活用すればいいでしょうか?
賃貸マンションオーナー向け
お持ちの物件にまだこれらの設備がなければ検討の余地があります。
特に共通して需要の高い「室内洗濯機置き場」を単身者向け物件に設置するのがおすすめです。
ファミリー向け物件は単身者向け物件に比べてスペースを確保しやすいですが、単身者向けの物件はファミリー向けに比べるとスペースが狭い場合が多く、入居希望者が物件を比較する時にわずかな差が決め手となる場合があります。
ただ室内に設置するのではなく、需要が高まっているドラム式洗濯機が置けるスペースを確保することも重要です。家事削減の時短家電として人気が高まっていることから、幅広い世代への利用者が増えています。
賃貸管理会社向け
それでは賃貸管理会社の活用法としてはどのようなものがあるでしょうか?
まだ未導入の物件オーナー様への提案や、SNSで物件紹介をする時に「人気設備」も合わせて紹介するようにしてお部屋の魅力が伝わるようにしています。
まとめ
不動産を賃貸する際には、入居者にとって重要な設備を提供することが必要不可欠です。
人気物件も時代の流れによって徐々に変化していくため、情報収集を怠らず求められる設備を提供していくことで、入居者の満足度を高め、長期的な入居率の向上につなげることができます。入居者のニーズに合わせた設備の提供を常に考えていくことが重要です。