空室対策「宅配ボックス」賃貸マンションの魅力を高める方法

空室対策「宅配ボックス」補助金で賢く賃貸マンションの魅力を高める方法

大阪を中心に1万2,000戸以上の不動産管理を行っている株式会社フェニックス管理です。
弊社では物件管理はもちろん大規模修繕、リーシング、法人・個人を問わず賃貸マンションのリノベーションからインテリアコーディネートまで一貫して行っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

賃貸マンションオーナーの皆さん、空室対策にお悩みではありませんか?
そんな時、一つの解決策として注目されているのが「宅配ボックス」の導入です。

宅配ボックスは入居者の利便性を高めるだけでなく、物件の価値を上げる魅力的な設備としても注目されています。まだ導入していな物件はもちろん、静岡県掛川市役所の「耐用年数の例」によると、宅配ボックスの耐用年数は10年となっています。
今回は宅配ボックス導入によるメリットやデメリットをご紹介します。

宅配ボックス設置のメリット

宅配ボックスの設置は、賃貸マンションオーナーにとって多くのメリットをもたらします。
具体的なメリットをいくつか紹介します。

利便性の向上

宅配ボックスがあることで、入居者は不在時でも荷物を受け取ることができます
ファミリー層では共働きの家庭や、子育て世帯にとって重要な存在です。
とくにまだ子どもが小さくて手が離せないときや、遊びにでかけているときでも気軽に荷物を受け取ることが最も大きなメリットです。
子どもが留守番中にも宅配ボックスに入れてもらうことで、見知らぬ人と接触する機会が減り防犯面でも安心です。

一人暮らしの学生にとっては学校や部活動、アルバイトが忙しく、平日に荷物を受け取るのが難しい状況が多いです。宅配ボックスがあれば、再配達の手間を省き、休日に自分の時間を有効活用することができます。例えば試験勉強に集中したり、リラックスして過ごしたりする時間を確保できます。

社会人も配達時間外に帰宅することが多い人、せっかくの休日を荷物の受け取りでつぶしたくない人にとって便利な存在です。

配達効率の向上

宅配業者にとっても、再配達の手間が省けるため効率が上がります。
再配達が減少することで、配達員の負担軽減に寄与し、地域全体のサービス向上にもつながります。

Fun Standard株式会社の調査「約75%の配達員が「再配達有料化すべき」回答 配達員のホンネを徹底調査 「みんなで配達員さんを助けよう」プロジェクト開始 宅配ボックスで労働時間1万時間削減をめざす 意外と知らない配達員から見た再配達」によると、配達が完了しないと賃金がもらえない多くの歩合制の配達員は、再配達だと配達が完了していないことになり2回配達したとしても1回分の賃金しかもらえないそうです。

特に物流業界では、2024年問題として労働時間の制限が課題となっています。
このような状況で宅配ボックスがあることで、配達効率が上がり、配達員の労働環境改善にも寄与することが期待されます。
例えば、ある地域で宅配ボックスが普及していると、その地域全体で再配達の割合が減少し、結果として配達員の移動時間や燃料消費の削減にもつながります。

宅配ボックスの設置事例

弊社での設置事例をご紹介いたします。

COCORO吹田

企業寮をフルリノベーションし、エントランス前に宅配ボックスを設置しました。

PS HIGASHI OSAKA

ファザードのリノベーションを行い、宅配ボックスの位置や設備を刷新しました。

@phx_chintai

オーナー様が好きなイエローになりました🌟 #物件紹介 #リノベーション #リノベ 🔍お部屋の動画はこちら @【賃貸情報】フェニックス管理-マンションリノベーション #ファザード #エントランス #共用部 #賃貸 #賃貸マンション #施工事例 #東大阪市 #長田駅 #家主 #大家 #工事 #お問い合わせお待ちしております

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思わぬ落とし穴も?宅配ボックス設置のデメリット

初期費用と設置スペース

宅配ボックスの設置には初期費用がかかりますが、「子育て支援型共同住宅サポートセンター」にて助成金が提供されています。
令和6年度事業の新規受付は2024年4月1日から開始されましたが、昨年度を遥かに上回るペースで申し込みがあったため、2024年5月27日には早々に予算額に到達してしまいました。

そのお知らせが出た時点では予算に余裕があるとのことで、応募申込みが継続されていましたが、予告なく応募申込みや交付申請の受付終了の旨の記載がありますので、このような制度を定期的にチェックすることで初期費用のデメリットが解消できる可能性があります。
そのため現行の助成金制度が存在するかどうかを常にチェックすることも重要です。

次回の受付に備えて、ぜひ補助要件も確認しておきましょう!
追加や入れ替えも申請可能となっております。
 子育て支援型共同住宅推進事業「宅配ボックス 補助事業内容」

その他には物理的に設置スペースが不足している場合、適切な設置場所の確保と管理方法を工夫する必要があります。屋外に設置する場合は、天候や防犯対策を十分に考慮し、管理体制も整えることが求められます。

防犯対策と利用促進

防犯対策としては、耐久性の高いボックスの選定や監視カメラを併設もしくは撮影できる範囲に設置することも有効です。安全性や設置後のトラブルを防ぐためにも、これらの対策を徹底することが大切です。
また入居者に対する宅配ボックスの利用促進には、設置工事の周知やわかりやすい使い方の説明が欠かせません。

荷物の制約と再配達

宅配ボックスには収まりきらない荷物も存在します。
例えば、食品などの傷みやすいものや、サイズが大きく宅配ボックスに入らない荷物、本人確認が必要で直接手渡しが必要なものや、壊れやすいものなどは宅配ボックスに収めることができません。さらに、代引きや着払いなど金銭を伴う荷物、冷蔵・冷凍の荷物もボックスには対応できません。

宅配ボックスが満杯の場合は再配達が必要になります。
ボックスが少なすぎると満杯で利用不可となったり、多すぎると稼働率が悪くなってしまうため、戸数に最適な数量を管理会社に相談してみましょう。

まとめ

宅配ボックスの設置は賃貸マンションの魅力を高め、空室対策に効果的な方法であることが分かりました。入居者の利便性が向上し、物件の価値が上がることで魅力が強化されます。
補助金制度の活用など、賢い運用方法を取り入れることで宅配ボックス導入のメリットを最大化し、満室を目指しましょう。

管理会社のフェニックス管理が紹介する、賃貸マンションの空室対策アイデア&事例をぜひご活用ください。